2010-02-24 ArtNo.43144
◆プリンタ/コピア市場、第4四半期に35%成長:Gartner
【ムンバイ】2009年第4四半期におけるプリンタ/コピア/複合機(MFP)の合計販売台数は約70万台と、前年同期(2008年第4四半期)に比べ34.7%、前期(2009年第3四半期)に比べ18%、それぞれ増加した。
インディアインフォラインとヒンドゥ・ビジネス・ラインが2月18/19日伝えたところによると、国際情報技術(IT)市場調査会社Gartner Incはこのほど以上の調査結果を発表した。それによると、こうした堅調な成長にはバイヤーの自信が反映されている。地域的にはメトロ(人口100万以上の大都市)周辺の町や小規模都市、また中小企業が成長の牽引役を務めた。
第4四半期には東芝とゼロックスを除く大部分のベンダーが好調な伸びを実現した。成長率ではキアノンの120%がトップで、以下サムスン55%、ヒューレットパッカード(HP)29%と続く。総合市場シェアではHPが49.7%で、先頭に立ち、キアノンが20.4%で2位、エプソンが10.2%で3位を占めた。
カテゴリー別に各社の市場シェアを見ると、A3フラットベッド・コピア/MFPカテゴリーではキアノンのシェアが23%で最大、リコーが18%で、これに次いだ。
A4フラットベッド・カテゴリーでは、HPが35%でトップ、サムスンが28%で2位につけた。
ページプリンタ市場は53%の伸びを見、中でもキアノンが182%、サムスンが51%、HPが28%の成長を記録した。これに伴いHPの市場シェアは前年同期の56%から47%に縮小、キアノンのそれは18%から33%に拡大した。
シリアル・インクジェット市場は前年同期比26%拡大、HPの市場シェアは前年同期の73%から71%に後退した。これに対して前年同期比79%の成長を記録したキアノンのシェアは12%から17%に拡大した。
シリアル・ドット・マトリクス市場は年率12%の成長を見、エプソンの市場シェアが44%でトップ、以下TVSEの39%、WEPの16%と続く。
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