【コーチ】日本の大手FMCG(fast moving consumer goods)企業花王株式会社の代表団がインド投資計画の一環としてケララ州を訪問した。同社は150クロー(US$3255万)を投じ、インドに製造/マーケッティング施設を設ける計画だ。
ザ・ヒンドゥーとヒンドゥー・ビジネス・ラインが2月15日伝えたところによると、花王代表団は、ケララ州政府/ケララ州工業開発公社(KSIDC:Kerala State Industrial Development Corporation)/ケララ工業インフラ開発公社(Kinfra:Kerala Industrial Infrastructure Development Corporation)の幹部と会談、Malappuram県KuttippuramおよびErnakulam県Korattyのプロジェクト候補地を視察した。また新田ゼラチン株式会社とKSIDCの合弁に成るNitta Gelatin India Ltdの施設も訪れた。
今回の花王代表団のケララ州訪問は、ケララ州政府代表団が2009年10月に花王東京本社を訪問したのに伴うもの。
東京/大阪を訪問したケララ州政府代表団は、理研ビタミン株式会社、ニッタ株式会社、新田ゼラチン株式会社を含む日本企業を訪れ、同州における食品工業、FMCG、ヘルスケア、製薬、バイオテクノロジー、ナノテクノロジー等の領域のビジネス機会を紹介した。過去に三菱商事や新田ゼラチン株式会社と提携した経験を有するKSIDCが同訪問を企画したと言う。