2010-02-19 ArtNo.43127
◆Stone India、住友電工と空気ばね合弁製造覚書
【コルカタ】G P Goenkaグループ傘下のStone India Ltd(SIL)は15日、住友電気工業と、インド国内で段階的に鉄道車輌用空気ばねを製造する合弁覚書を結んだ。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインとビジネス・スタンダードが2月16日報じたところによると、SILは2007年11月に住友電工と、インド国有鉄道(IR:Indian Railways)向け空気バネの選択的試験製造・組み立てに関わる技術協力協定を結び、その後IRへの空気バネのバルク供給を開始した。SILは2009年10月に住友電工子会社の東海ゴム工業とも別途、円錐バネのIR供給に関する協力協定を結んだ。
これによりSILは、一次二次懸架装置および障害検知内蔵装置付き空気圧制御システムの納入を通じ、エンド・ツー・エンドの総合的な空気バネ・システム・ソリューションをIRに提供できるようになった。SILは今や空気バネの金属部品を日本の住友電工に輸出することを目指している。
SILのA. Mondal重役によると、IRは、懸架装置を必要とする高速鉄道に転換しつつあり、空気バネ・ビジネスの今後の成長の潜在性は大きい。例えば、最近導入された高速特急『Duronto(ベンガル語で高速) Express 』は先端的懸架システムを採用している。SILは、米国のRail Runner Incとも空気バネシステムに関する協力協定を結んでおり、この種のシステムをターン・キー・ベースで納入することもできると言う。
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