【ニューデリー】全般的なビジネス環境の改善に関わらず、2009-10年上半期のパーソナル・コンピューター(PC)販売にさしたる復調の兆しは見られず、前年同期比僅か1%増の370万台強にとどまった。しかしPC業界はビジネス情緒の改善から下半期の販売は増加に転じるものと期待している。
デカン・ヘラルド、ヒンドゥー・ビジネス・ライン、ザ・ヒンドゥーが2月11/13日伝えたところによると、情報技術製造業者協会(MAIT:Manufacturers' Association for Information Technology)は11日発表した半期報告書の中で以上の数字を明らかにした。それによると、2009年4~9月のデスクトップとノートブックを含むPC販売台数は371万台にとどまった。内訳はデスクトップが前年同期の291万9000台から261万台に11%ダウン、ノートブックは同77万2000台から110万5000台に43%増加、サーバーは同7万2000台から4万8000台に34%減少、プリンターの販売も前年同期比12%減の62万台にとどまった。無停電電源装置(UPS)の販売台数は140%増の158万台を記録した。
家庭向けPC販売は40%増加し、PC販売全体に占めるシェアも前期の42%から51%に初めて50%の大台を突破した。これに対して企業のシェアが49%に後退した。
アクティブなインターネット・ユーザーの数は2008年9月の760万人から2009年9月の940万人に増加した。
MAITは2009-10通年のPC販売台数は前年比7%増の730万台に達すると予想している。