2010-02-16 ArtNo.43115
◆アルミ生産能力、2013年には200万トン過剰に:Fitch
【ムンバイ】インドのアルミニウム生産能力は2012年半ばまでに3倍の440万トンに達し、2013年には設備能力の過剰から200万トンを輸出することになる。
ビジネス・スタンダードが2月12日伝えたところによると、Fitch Ratingsの最新報告書は以上の見通しを明らかにしている。それによると、Aditya Birla Group傘下のHindalco Industries Ltd(HIL)のアルミニウム年産能力は現在の48万8000トンから2013年までに113万8000トンに、国営National Aluminium Company Limited (Nalco)のそれは同40万3000トンから100万トンに、Vedanta Resources Plcのそれは同63万8000トンから200万トンに、その他の企業のそれは同20万トンから30万トンに、それぞれ拡大するものと見られる。
Vedanta/Hindalco/Nalcoは2009年3月末までの1年間に前年比9%増の合計150万トンのアルミニウムを生産した。今年初8ヶ月(2009/4-11)のこれら企業のアルミニウム生産量は前年同期比16.6%増の98万トンに達した。需要の拡大を遙かに上回る速度で、設備能力が拡張されるため、2011~2013年には設備能力の過剰が生じる。ちなみに需要の伸びは、電力、住宅部門等の大口消費産業の成長の如何にかかっていると言う。
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