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2010-02-16 ArtNo.43112
◆中央銀行、インフラ融資促進で2施策
【ムンバイ】インフラ産業への資金の流入を促進する狙いから、中央銀行Reserve Bank of India(RBI)は12日、2施策を発表した。すなわち商業銀行(scheduled commercial bank)のインフラストラクチャー部門に対するエクスポージャー上限を資本金の20%に引き上げるとともに、非銀行金融会社(NBFC:non-banking finance companies )に『インフラストラクチャー金融会社(IFC:infrastructure finance companies)』と言う新カテゴリーを設けた。
エコノミック・タイムズ、インディアン・エクスプレス、ザ・ヒンドゥーが2月12/13日報じたところによると、これまでNBFCは、①『資産金融会社(AFC:asset finance companies)』、②『貸付会社(LC:loan companies)』、③『投資会社(IC:investment companies)』の3カテゴリーに分けられていた。
RBIは『無預金非銀行金融会社(non-deposit taking non-banking finance companies)』の申し出に基づき以上の措置を講じた。
RBIは、『2009-10年金融政策の第2四半期見直し(the second quarter review of monetary policy 2009-10)』の中で、「これらの金融会社がインフラストラクチャー部門への融資面で果たす重要な役割に鑑み、インフラストラクチャー金融を専ら手がける無預金非銀行金融会社を『IFC』に分類する必要があった」と指摘している。RBIは、IFCのエクスポージャー・リスク評価を、外部信用評価機関による信用格付けにリンクし、この種の金融会社はAの信用格付け、もしくはCrisil、Fitch、CARE、Icraやその他の信用格付け機関の同等の格付けを保持せねばならないとしている。RBIは、IFCを「総資産の75%以上をインフラストラクチャー・ローンに充当する無預金NBFC」と定義している。IFCはまた300クロー(US$6510万)以上の自己資本(net owned funds)を保持し、自己資本比率(Capital Adequacy Ratio)を15%以上に維持せねばならない。
ちなみに計画委員会(Planning Commission)は第11次五カ年計画期間のインフラストラクチャー部門への投資目標を5000億米ドルに設定している。
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