2010-02-12 ArtNo.43102
◆非銀行金融機関の低利融資が第3四半期商用車販売促進
【チェンナイ】トラック販売の上昇に低利融資がどれほど重要な役割を果たしているかを立証するかのように、非銀行金融機関(NBFC:non-banking finance companies)の自動車ローンビジネスは2009-10年第3四半期に目覚ましい成長を遂げた。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが2月10日報じたところによると、2009-10年第3四半期のNBFC3社の自動車ローン純益は、Chola DBS Financeが7.5クロー/163万(-2.7クロー/-59万米ドル)、Shriram Transport Financeが236.8クロー/5139万米ドル(149.3クロー/3240万)、Sundaram Financeが55クロー/1194万米ドル(30.6クロー/664万米ドル)と、何れも前年同期の損益(括弧内の数字)に比べ顕著な改善を見た。
Cholamandalam DBS Financeの経営を担当するMurugappa GroupのN. Srinivasan財務部長は「2008年の流動性が極端に逼迫した際とその後の期間に、金融機関が積極的に融資を行ったことが、景気復調の重要な要因の一つになった。そして2009年を通じて低コスト資金を提供し続けたことが企業利益の改善につながった」と語る。
Shriram Transport Financeの2009-10年第3四半期の純金利マージンは7.35%と、前年同期の6.95%を上回った。これに対して銀行の純金利マージンは最も好業績を記録したものでも約3.8%となっている。
Sundaram FinanceのT.T. Srinivasaraghavan重役(MD)によると、商用車ローンに占める中古車と新車の比率は2008-09年の70:30から75:25に変化、比較的高金利の中古車ローンの比率が高まったことも、NBFCの好業績につながったと言う。
|