SEAnews 2010-02-12 ArtNo.43101

【ムンバイ】世界最大のモーターサイクル・メーカー、Hero Honda Motors Limited(HHML)は、グジャラート州に新たにモーターサイクル製造工場を設ける可能性を検討している。
ビジネス・スタンダードが2月10日伝えたところによると、グジャラート州政府オフィシャルはこのほど同紙に以上の消息を語った。それによると、HHMLは800クロー(US$1.736億)を投じて同社にとって第4の製造工場を設けることを検討しており、実現すれば、補助産業部門の進出も予想される。
HHML幹部は先週、州産業参事官オフィス(Industries Commissionerate of state)およびグジャラート工業開発公社(GIDC:Gujarat Industrial Development Corporation)のオフィシャルと会議を行った。
HHMLスポークスパースンは、この点に関して「全国の候補地の初歩的調査を進めているが、まだ建設地は決めておらず、絞り込んでもない」とし、プロジェクトの詳細についても語ることを控えた。
とは言え、HHMLが、候補地の実地調査を進めていることは明らかで、グジャラート州のJhagadia工業区を視察した同社幹部は、満足の意を表明したとされる。同社はGIDC傘下の他の工業区も検討しているとされる。HHML幹部はカルナタカ州の複数の候補地も視察している。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが9日報じたところによると、HHMLのPawan Munjal重役(MD/CEO)は、「目下、事業化調査を進めており、調査が完了したなら、新工場の建設地を決定する」と語った。南部に新工場を建設するとの、一部の報道に触れ、同氏は「HHMLの既存工場は北部に集中しており、実際、北部以外の地を物色している」付言した。
一方、ビジネス・スタンダードが9日報じたところによると、HHMLの姉妹会社Honda Motorcycle & Scooter India Private Limited (HMSI)幹部は、「昨年の売上は3500クロー(US$7.595億)をマークしたが、今会計年度は4000クロー(US$8.68億)の実現を目指す」と語った。これに伴い同社は200クロー(US$4340万)を投じて年産量を昨年の120万台から今年は150万台に拡大する方針という。