2010-02-12 ArtNo.43097
◆Posco、SAILにUS$21.7億製鋼合弁提案
【クルティ】Pohang Iron and Steel Company(Posco)は、Steel Authority of India Limited (SAIL)と合弁で西ベンガル州Burdwan県Kultiの工業区に総投資額1万クロー(US$21.7億)の鉄鋼プラントを設けることを提案した。
エコノミック・タイムズが2月11日伝えたところによると、オリッサ州における5万2000クロー(US$112.84億)の鉄鋼プロジェクトが土地紛争で長期にわたり立ち往生しているPoscoの幹部4人が最近、SAILが所有するKultiの製鉄所Growth Worksを視察した。赤字経営の同工場は元々Indian Iron & Steel Company (IISCO)が経営していたものだが、SAILがIISCOを吸収合併して後、SAILのGrowth支部が管理している。Kulti Growth WorksのProbal Gupta重役(GM)が、案内役を務めた。
SAILのS Subhedar常務取締役(工場担当ED)によると、Posco幹部らは、用地取得の必要のない同工場に満足した様子だった。Poscoが同工場を訪れたのは今回初めてのことで、協議はまだ初歩的段階にある。Poscoは間もなく合弁計画の詳細を提出する見通しと言う。ちなみにSAILはこれ以前からPoscoと長期にわたり技術提携して来た。
アサンソル選出州議会議員も務める、アサンソル・ドゥルガプル開発局(ADDA:Asansol Dugrapur Development Authority)のBansa Gopal Choudhury会長は、「Poscoが鉄鋼プラントを建設するなら、西ベンガル州の投資シナリオは一変する」と歓迎の意を表明した。
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