【ハイデラバード】インド政府は創薬領域の技術革新や研究開発(R&D)を促す狙いから3000クロー(US$6.51億)の製薬専門基金創設を準備しており、同ファンドはバイオロジックス等のキー・エリアに照準を合わせる。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが2月7日伝えたところによると、化学・肥料省製薬部のAshok Kumar次官は6日催された『BioAsia 2010』閉幕式の席上、以上の消息を明らかにした。バイオロジクス(Biologics)は生物組織から合成した医薬品で、病気の治療や予防に用いる。政府は目下、国立公共金融政策学院(National Institute of Public Finance & Policy)と、基金の形態や方式に関して協議している。基金の詳細は約4ヶ月で明らかになる。補助基金も備えた10年間のクーズド・ファンドになり、政府も一部資金を拠出する可能性がある。入札意向書(EOI:expression of interest)に関する通知を発行した後、専門の機関を設け、基金の創設準備作業に当たらせると言う。