2010-02-10 ArtNo.43092
◆サムスン、電力/鉄鋼/肥料/オフショア事業に進出
【ニューデリー】Samsung Engineering India (SEI)はインド・オフィスを、インド国内だけでなく海外のプロジェクトも手がける総合的な研究開発(R&D)センターに転換するとともに、電力、鉄鋼、肥料、オフショア・サービス事業に進出する計画だ。
ザ・ヒンドゥーが2月7日報じたところによると、SEIのスポークスパースン、Charlotte Lee女史はこのほど同紙に以上の消息を語った。それによると、2006年にグループ初のエンジニアリング・センターとして設立されたSEIは、1998年以来、インドにおける石油精製および石油化学プロジェクトを手がけて来た。同社は2015年までに手がけるビジネス領域における世界の指導的プレーヤーに成ることを目指している。SEIの長期的目標は、インド国内および海外のプロジェクトを独力で手がける完全なR&DセンターおよびEPC(engineering, procurement, construction)プロバーダーになることで、電力、淡水化、冶金、水処理等の新ビジネス領域で目に見える成果をあげることを目指している。
インドではインフラ事業に膨大な投資がなされ、同社のこの種の新ビジネスは既に年率20~30%の成長を遂げている。こうしたトレンドが今後も維持されるよう期待している。
SEIのSeok-Boem Jo重役(MD)によると、事業の拡張に伴い同社のスタッフも現在の400人から2015年までに1000人に増員される。現在インド・オフィスには150人以上の韓国人スタッフが勤務しており、地元スタッフにエンジニアリング技術およびノーハウを移転、1人1人が自力でプロジェクトを手がけられるよう支援していると言う。
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