SEAnews 2010-02-03 ArtNo.43069

【ニューデリー】第4次炭層メタン(CBM)鉱区入札の審査を担当する次官クラス委員会は、入札業者の1社、Deep CH4コンソーシアムの入札資格を巡る物議に関して法務局(department of legal affairs)に意見を求めた。このため入札者は結論が出るまでより長い時間待機を強いられそうだ。
インディアン・エクスプレスが2月1日報じたところによると、大蔵省／石油天然ガス省／石炭産業省の次官クラスで構成される入札審査委員会は、7つのブロックに一番札を入れたものの、他の入札者から訴えが提出されたDeep CH4の入札を棄却すべきか否か、あるいはまた追加の書類提出をDeep CH4に求めるべきか否か、法務局に判断を求めた。
炭化水素資源総監(DGH:director-general of hydrocarbons)は、Deep CH4の入札棄却を支持している。それによると、Deep CH4は法人登記証明書、米国拠点の親会社Coal Gas Mart発行の設立許可書、親会社によるパフォーマンス・ギャランティーを提出していない。
しかし、Deep CH4に言わせると、入札書類には、そのような書類提出の義務は明記されていない。加えて、オーストラリア拠点のArrow EnergyやGreat Eastern Energy Corporation (GEEC)等、他の入札者の資格にも多くの問題が存在する。例えば、Arrow EnergyのCBM事業経験にはグループ企業のものが含まれており、それ自身はたった1つのCBM鉱区における経験しか保持していない。加えて、第3段階の探査事業支出に関するデータを提出していない。この点に関するインディアン・エクスプレスの質問に対してArrowは、同問題の回答には時間を要するとしている。
GEECもまた第3段階の探査経験に関するデータを提供しておらず、入札書類に義務づけられているインフラ設置に関するコミットメントも行っていないと言う。この点に関してGEECは、同社は入札義務や入札資格を完全に満たしていると、激しく反論したと言う。