2010-02-03 ArtNo.43062
◆2008-09年GDP成長率6.7%:中央統計局
【ニューデリー】固定価格(2004-05)に基づく要素費用(factor cost:生産者が受け取る価格=消費者の支払う市場価格-間接税=GNP-間接税)をベースにしたインドの2008-09年度実質国内総生産(GDP)は、415万4973クロー(US$9016.3億)と、前年の389万3457クロー(US$8448.8億)に比べ6.7%の伸びを見た。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインとザ・ヒンドゥーが、統計及び計画実施省(Ministry of Statistics and Programme Implementation)中央統計局(Central Statistical Organisation)発表の暫定統計数字を引用し報じたところによると、今回は、固定価格の基準年が1999-2000年から2004-05年に改められたにも関わらずGDP成長率は6.7%と、これ以前に発表された予測値と変わらなかった。しかし前年(2007-08)のGDP成長率はこれ以前に発表された9%から9.2%に上方修正された。
現在価格をベースにした2008-09年度の名目GDPは552万8650クロー(US$1兆1997.2億)と、前年の454万987クロー(US$9853.9億)に比べ15.1%成長した。
2008-09年度実質GDP成長率を部門別に見ると、建設部門5.9%、貿易・ホテル・レストラン部門5.3%、運輸・倉庫・通信部門11.6%、金融・保険・不動産サービス部門10.1%、共同体・社会・個人サービス部門13.9%で、農業部門のGDPに占めるシェアは前年の19.2%から18.9%に、製造業のそれは同15.8%から15.3%に、いずれも縮小した。対照的に建設部門のGDPに占めるシェアは前年の7.4%から7.7%に拡大した。
2008-09年度の国民1人当たりの年間所得は前年の3万7490ルピー(US$813.59)から4万141ルピー(US$871.06)に拡大した。
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