2010-01-22 ArtNo.43034
◆インド/マレーシア、今年末までにCEPA締結に意欲
【ニューデリー】インドを5日間の日程で公式訪問したマレーシアのDato Sri Mohd Najib Tun Abdul Razak首相は20日、インドに対して今会計年度末までに包括的経済協力協定(CEPA:Comprehensive Economic Partnership Agreement)に調印するよう呼びかけた。
デカン・ヘラルド、インディアン・エクスプレス、ヒンドゥー・ビジネス・ライン、ザ・ヒンドゥーが1月20/21日報じたところによると、インドとマレーシア両国は、この日のナジブ首相とManmohan Singh首相の首脳会談後、犯罪者引渡協定に調印した。
インド商工会議所連盟(FICCI:Federation of Indian Chambers of Commerce and Industry)/インド産業連盟(CII:Confederation of Indian Industry)/インド商工会議所協会(Assocham:Associated Chambers of Commerce and Industry of India)が共催したインド産業界トップとの会談の席上、ナジブ首相は、CECA締結後、インド業界にマレーシアの資本市場における資金調達や、生物科学、情報通信技術(ICT: information and communication technology)、教育領域への投資を積極的に行うよう求めた。それによると、インドとマレーシアの二国間貿易は2008年に100億米ドルの大台を突破した。マレーシアはバイオ、ICT、教育領域におけるインドの経験を必要としている。またマレーシア企業のインドのインフラ開発事業への参画は引き続き拡大する見通しだ。
インドと東南アジア諸国連合(ASEAN)が結んだ自由貿易協定(FTA)は1月1日に発効したが、商品取引に限定されており、サービスと資本取引に関する協議も加速する必要があると言う。
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