【ニューデリー】1988年自動車法(Motor Vehicle Act, 1988)を改正するため昨年組織された委員会の提案を、陸運幹線道路省が認めるなら、車齢10年以上の商用車の運行が禁止される可能性がある。
インディアン・エクスプレスが1月19日伝えたところによると、陸運幹線道路省オフィシャルはこのほど同紙に以上の消息を語った。それによると、現在インド国内には450万台の貨物商用車輛(goods transport vehicles)が運行しているが、このうち35%、160万台近くの車齢が10年を超えており、影響を受ける。委員会は、車齢10年以上の商用車輌のstage carriage(一般には乗り合いバスの意)としての運行を禁止するよう提案している。
Kamal Nath運輸相は2009年9月、S Sundar元運輸次官を長とする専門委員会に、自動車法修正案の立案を指示した。
全インド自動車輸送会議(AIMTC:All India Motor Transport Congress)運営委員会のO P Agarwal委員は「西ベンガル州政府が行ったように、中央政府が新車購入をファイナンスするか、相応の補助を行わない限り、我々はその種の措置に反対する」と語った。それによると、西ベンガル州政府は商用車の新車への買い換えに1台当たり25万ルピー(US$5425)を補助した。中央政府がこの種の規制を実施する際には、州政府や他の関係方面と協議せねばならない。AIMTCはNath運輸相や州政府オフィシャルを招いて2月18日にカルナタカ州Bangaloreで会議を開き、同問題を話し合うと言う。