SEAnews 2010-01-19 ArtNo.43019

【ハイデラバード】長期にわたり遅延したアンドラプラデシュ州Hyderabadの見積もりコスト1万2000クロー(US$26.04億)の地下鉄プロジェクトに内外の企業および企業連合8社(ﾁｰﾑ)が入札資格審査申請書類を提出した。
ザ・ヒンドゥーとエコノミック・タイムズが1月17／18日報じたところによると、入札書類を提出したのは、①Larsen & Toubro Ltd(L&T)、②Lanco-OHL (Spain)、③Reliance (Anil Ambani)、④Essar-Leighton (Australia)-Gayatri-VNR consortium、⑤GVK-Samsung (South Korea) consortium、⑥GMR、⑦Transstroy-OJSC (Russia)-CR 18 (China)-BEML consortium、⑧Soma-Strabag (Austria) consortiumで、プロジェクトは設計／建設／金融／操業／引渡(DBFOT:design, build, finance, operate and transfer)方式で発注される。
アンドラプラデシュ州政府のA. Ramnarayan Reddy自治部長が16日明らかにしたところによると、予備審査は1月28日までに完了し、選考を通過したものは、4月9日までにプロジェクト・コストの見積書を提出することになる。最終落札者は4月末までに発表される。2010年10月までに着工し、2014年までに完成することを目指す。プロジェクト・コンサルタントを務めるFortress Limitedが入札手続きや審査を担当する。
州政府に代わってプロジェクトを担当するHyderabad Metro Rail Limited(HMRL)のN.V.S. Reddy重役(MD)によると、セメントと鋼材が値下がりしたことからプロジェクト・コストは1万2132クロー(US$26.326億)前後に収まるものと見られる。
ちなみにアンドラプラデシュ州政府はこれ以前にMaytas Infraに率いられるコンソーシアムに全長71.16キロ、66駅から成る同地下鉄プロジェクトを発注したが、同コンソーシアムが規定の期間内に金融アレンジを完了することができなかったため、改めて入札が募集されることになった。
中央政府と州政府は『viability gap fund(VGF:実行能力不足補填基金)』から4853クロー(US$10.53億)を補助する。このうち中央政府は2363クロー(US$5.13億)を負担すると言う。