2010-01-19 ArtNo.43018
◆全国13都市で4月1日からEuro-IV燃料の販売開始
【ニューデリー】インドの石油製品小売業者は4月1日より全国の13都市で当初の予定通りEuro-IV基準を満たした自動車燃料の販売を開始する。しかし国内の他の地域におけるEuro-Ⅲ燃料の販売は4月1日から10月1日の間に段階的に実行される。
ビジネス・スタンダードが1月14日報じたところによると、Jitin Prasada石油天然ガス担当国務相は13日催された石油業界代表との会議後以上の消息を語った。それによると、硫黄やベンゼン等の汚染物質を含まぬよりクリーンな燃料を販売するのは、環境汚染を防止するのが狙いで、Delhi、マハラシュトラ州Mumbai、タミールナド州Chennai、西ベンガル州Kolkata、カルナタカ州Bangalore、アンドラプラデシュ州Hyderabad、グジャラート州Ahmedabadを含む13都市で4月1日からEuro-IV基準を満たしたガソリンとディーゼル油の販売が開始される。
しかし全国のその他の地域で4月1日から同時にEuro-Ⅲ燃料の販売を開始するのは困難で、このため、Euro-Ⅲ燃料の販売は段階的に進める方針を決めた。当初はEuro-Ⅲ燃料も4月1日から同時に発売する計画だった。
Murli Deora石油天然ガス相によると、Indian Oil Corporation、Bharat Petroleum Corporation、Hindustan Petroleum Corporation等の国営石油精製会社は、2万3500クロー(US$51億)を投じて、よりクリーンな燃料の生産を図っているものの、4月1日のデッドラインをクリアできなかった。しかしReliance Industries LtdやEssar Oil等の民間部門の石油小売り業者は、4月1日から発売することを認めている。
R S Pandey同省次官によると、2月15日に関係方面との会議を催し、Euro-Ⅲ燃料の販売スケジュールを協議すると言う。
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