【ニューデリー】インド政府は、1企業が同時に手がけることができるウルトラ・メガ発電プロジェクトの数を3件に制限する方針を決めた。
エコノミック・タイムズとヒンドゥー・ビジネス・ラインが1月16日報じたところによると、Pranab Mukherjee蔵相が座長を務める特別閣僚グループ(EGOM:empowered group of ministers)は15日の会議で以上の方針を決めた。新措置の下、既に3件のUMPPを手がけている企業は、少なくとも内1件を完成させなければ、4件目のUMPPに入札できない。現在、Anil Ambani氏に率いられるReliance Powerは、既に3件のUMPPを手がけており、4件目の入札を準備しているが、以上の制限が最初に適応されることになりそうだ。しかし某観測筋は、4000MW(メガワット)のUMPPプロジェクトの1000MWを稼働させたなら、プロジェクトを完成させたと見なされると語った。Reliance Powerスポークスパースンはこの点に関してコメントすることを控えている。
UMPPは1件当たり2万クロー(US$43.4億)前後の投資を必要とするが、中央銀行は、1金融機関が特定業種や特定企業に融資する額を制限しており、この種のプロジェクトは資金調達難に直面している。政府は、こうした点を配慮して、1企業が手がけるUMPPの数を制限したものと見られる。