SEAnews 2010-01-19 ArtNo.43013

【ムンバイ】年間売り上げトップ25社の投資成長率は2007－08年の56.1％から2008－09年の58.1％に加速、投資総額は過去3年間に2倍以上に増大した。
インディアン・エクスプレスが1月17日報じたところによると、過去3年間の成長率は平均50％を超えており、絶対額は2006－07年の11万1000クロー(US$240.87億)から2008－09年の27万3000クロー(US$592.41億)に膨張、投資／資産比率(investment-to-assets ratio)も2006－07年の23.49％から2007－08年の27.52％、そして2008－09年の31.67％へと拡大した。
CNI ResearchのKishor P Ostwal会長兼MDによると、これは事業の国際化に伴い、大手企業が海外における企業買収活動を加速したことによると見られる。なぜなら大部分の投資はこれらの企業の海外子会社によりなされている。こうした傾向は向こう数年も続く見通しだ。
上位10社の昨年の投資額は前年比50％以上の伸びを見ており、Tata group、Essar group、Hari Singhania group、UB groupが先頭集団を成している。取り分けTata groupの投資成長率は2007－08年の22％から2008－09年の173.3％にジャンプした。絶対額でもTata group、AV Birla group、ADAGの2008－09年の投資額は前年に比べ1万クロー(US$21.7億)以上の増加を見た。しかし、Reliance Industries、HCL、RP Goenka、Welspun、Bajajの2008－09年の投資成長率は、2007－08年に比べ鈍化した。
Tata groupの2008－09年の投資額は5万1543クロー(US$111.85億)で、中でもTata Steelの投資額は2007－08年の4103クロー(US$8.90億)から2008－09年の4万2372クロー(US$91.95億)に激増した。
トップ11社の過去3年間の投資／資産比率の伸びではSterlite(46.00%／63.29%／56.89%)、Tata(32.94%／27.26%／56.33%)、AV Birla(38.27%／38.96%／44.94%)、ADAG(18.04%38.66%42.83%)、Essar(13.73%／17.84%／31.28%)、Mahindraグループが他をリードしている。これに対してHCL、BK Birla、Hinduja(28.14%／26.97%／25.73)、Bajajの投資／資産比率は持続的に縮小している。ちなみにRILの同比率は17.67%／18.69%／10.78%と、昨年は顕著な鈍化を見た。