【バンガロール】国内経済全般が過去2四半期にわたって復調の兆しを見せ、ほとんど全ての業種がプラス成長を記録する中で、トラック賃貸料(rental)も2009年12月から2010年1月の間に二桁の上昇率をマーク、過去2年来の最高水準に達した。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが1月14日伝えたところによると、製造業と輸出の二桁成長は、トラック賃貸料の上昇のみならず、12月のトラック販売の爆発的伸びを実現した。
インド運輸調査訓練基金(IFTRT:Indian Foundation of Transport Research and Training)の最新報告書によると、工業生産指数(IIP:index of industrial production)の伸びが25ヶ月来最高の11.7%をマーク、輸出の伸びも18.2%を記録する中で、2009年12月の貨物のトラック輸送需要は10~12%増加した。トラック輸送業界の設備過剰は、貨物輸送需要の増加から第4四半期(2009/10-12)に消失、このことがトラック賃貸料の13~16%の上昇を生じさせた。
2009年12月から2010年1月の間にDelhi-Guwahati-Delhiルートのトラック賃貸料は7万5700ルピーに、Delhi-Bangalore-Delhiルートのそれは同6万6500ルピーに、各4500ルピー、Delhi-Chennai-Delhiルートのそれは同7500ルピーに4000ルピー、それぞれ値上がりした。この他、マハラシュトラ州Mumbaiを起点とした往復賃貸料は3000ルピー、それ以外の主要なトラック・ルートは2000~2900ルピー、それぞれ値上がりした。
トラック賃貸料が昨年9月以来持続的値上がりを見る中、2009年12月のトラック販売台数も前年同月の7278台から1万5324台に201%ジャンプした。