【ニューデリー】インドの食品価格指数は11月28日までの1週間に19.05%アップ、前週の17.47%から一層加速した。
インディアン・エクスプレス、ビジネス・スタンダード、デカン・ヘラルド、ザ・ヒンドゥーが12月10/11日伝えたところによると、過去40年来最も深刻な干魃と一部地域の洪水がカリフ(kharif:初冬に収穫する作物)の生産に影響を及ぼし、野菜、とりわけジャガイモ(100%以上)、タマネギ(23%)、豆類(42%)の高騰を招いた。この他、穀類は12.7%、米は11.75%、小麦は12.60%、果実は13%、ミルクは11.36%、それぞれ値上がりした。しかし、燃料/電気/照明/潤滑油指数は0.06%の上昇にとどまった。
中央銀行Reserve Bank of India(RBI)のD. Subba Rao総裁は9日、「食品インフレは、インフレ期待を高めることから、通貨政策もこうした点を配慮せざるを得ない」と懸念を表明した。ちなみに10月末時点の全ての卸売物価(WP)をベースにしたインフレ率は依然1.34%にとどまっている。