SEAnews 2009-12-11 ArtNo.42950

【ムンバイ】Anil Dhirubhai Ambaniグループ(ADAG)は、今月末に食品飲料ブランド『Movie Munchies』とミネラル・ウォーター・ブランド『Spring』を立ち上げ、ブランド食品ビジネスに進出する。
ビジネス・スタンダードが12月9日伝えたところによると、ADAGは先ず手始めにこうしたブランド食品を国内およびマレーシア／オランダ／米国の500カ所に展開するBIG cinemaチェーンで販売、その後、空港や一般の小売店舗に供給する計画だ。
BIG CinemasのArindam Chakravarti主任によると、ミネラル・ウォーターの値段は1瓶60ルピー、食品飲料は25～100ルピー。12月23日から先ず国内の複合映画館29館で販売を開始、その後2010年3月からはインド国内の他の映画館にまで拡大する。2010年6月乃至7月からはマレーシア、オランダ、米国でも営業を開始する。
食品飲料の開発製造に関してはMaricoグループのVKL Spicesと合弁を組んでおり、ミネラル・ウォーターについてはマハラシュトラ州Mumbai拠点のMulshi Springsと提携している。
Movie Munchiesは、揚げ物(fried finger food)、サラダ、サンドイッチ、ロール＆ラップス、フレッシュ・コーヒー、ピザ、綿菓子、チャート等のストリート・フード、アイスクリーム、ホット＆コールド・デザート、フレッシュ・ジュース、チョコレート・フォンデュ等々、22種類の軽食をオファーする。
映画館の売り上げの20％以上は食品飲料の販売で占められていることから、ADAGは、同事業への進出を決めたが、その実、RelianceWorldストア内に設けたジャワ・カフェを通じ、これ以前からジュースやホット・ドリンクの販売を手がけて来た。
また複合映画館では、これまでも食品飲料が販売されており、直接経営に乗り出すのも決してBig Cinemasが最初と言う訳ではない。Inox Leisureは『Refuel』、PVR Cinemasは『Candy Bar and Munch Factory』と言う独自の食品飲料ブランドを保持している。