2009-12-01 ArtNo.42915
◆食品工業、2020年には3180億米ドル産業に:Ficci
【ムンバイ】食品工業の規模は現在の1810億米ドルから2015年には2580億米ドルに、また2020年には3180億米ドルに拡大するものと予想される。
ビジネス・スタンダードが11月26日報じたところによると、インド商工会議所連盟(FICCI:Federation of Indian Chambers of Commerce and Industry)食品加工委員会のShrijeet Mishra委員長は『Foodworld India 2009』会議の席上、以上の見通しを明らかにした。それによると、食品加工業は、生産、消費、輸出、成長見通しの何れの面でも国内最大規模の産業と言える。インド国民の食品支出は国内総生産(GDP)の21%、国民所得の31%以上を占める。また食品消費全体の70%が農産品で占められている。
食品加工産業省のAshok Sinha次官によると、政府は農業区(agri-zones)やメガ食品パーク(mega food-parks)コンセプトの導入を通じ、食品産業の成長率を3倍に加速、インドを世界的な食品供給国にすることを目指している。全国20カ所にメガ食品パークを設け、食品加工産業に対する外資の誘致を加速する。メガ食品加工パーク(mega food processing parks)事業に220億米ドルを補助する計画の政府は、これまでに食品パーク計画(Food Parks Scheme)に2300万米ドルを補助、全国の食品パーク計画50件に対する補助を承認した。政府は近く4~5件のメガ食品パーク計画を立ち上げるとともに、各種障害の除去を通じ民間プレーヤーの食品産業進出を促す。
食品加工に関する国家政策は、食品の加工比率を現在の2%から2010年までに10%、2025年までに25%に引き上げる目標を掲げ、食品加工産業に対する100%の外国直接投資を認めていると言う。
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