1995-12-13 ArtNo.4291
◆<馬>ソニー、CDプレーヤー等の高付加価値製品にシフト
【ペナン】ソニー・エレクトロニクス(M)Sdn Bhd(SEM)は500万Mドルを投じて来年2月からCD(コンパクト・ディスク)プレーヤーの一貫生産(月間35万台)を開始する。
SEMの時田重役(MD)が先週土曜明らかにしたところによると、同社は96年初からはミニ・ディスク・プレーヤーの製造も開始、高付加価値製品の製造にシフトする。これに伴いデザイン・センターは研究開発(R&D)センターにアップグレードされ、R&D人員も来年は現在の44人から日本から出向する8人を含む90人に増員される。ハイファイ領域におけるデザイン能力の強化も図られており、SEMは来年は地元で設計された6モデルの製造を手掛けることになる。また97年には別に14モデルのデザインが予定されている。95年度のSEMの出荷量が22%減の1110万セットにとどまったにも関わらず、営業額が6%増の29億2000万Mドルのレベルを維持できたのは、高付加価値製品へのシフトに負うもので、出荷量の減少は米国オーディオ機器市場の不振と7月以降ウォークマンの生産を姉妹会社のトーヨー・オーディオ(M)に移転したためと言う。(STAR:12/12)
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