2009-12-01 ArtNo.42909
◆アルセロール、チャッティースガル州にも鉄鋼プラント検討
【ニューデリー】このほど3万クロー(US$65億)を投じてカルナタカ州に年産600万トンの総合的製鉄所を設けることを提案したArcelorMittalは、豊富な鉱物資源を有するチャッティースガル州に目をつけ、新たな鉄鋼プラントを設ける可能性を検討している。
エコノミック・タイムズ、ビジネス・スタンダード、ヒンドゥー・ビジネス・ライン、インディアン・エクスプレスが11月26/27/28日報じたところによると、アルセロールミタルの幹部4人は27日、カルナタカ州政府のBS Yediyurappa首席大臣と会見、同州に鉄鋼プラントを設ける問題を協議した。州政府は北部のBellary-Koppal鉄鉱山ベルトの他、2カ所を鉄鋼プラントと750MW(メガワット)の発電施設を設ける候補地として提案した。
またアルセロールミタルのVijay Kumar Bhatnagar重役(インド中国担当CEO)はIANS通信に対し、オリッサ州とジャールカンド州に10万クロー(US$217億)を投じて各年産1200万トンの鉄鋼プラントを設ける計画を続行する方針を確認した。
他方、チャッティースガル州のRaman Singh首席大臣は、PTI通信に対しアルセロールミタルが同州内にメガ鉄鋼プラントを設ける意向を表明したことを確認した。アルセロールミタルの代表団は先頃カルナタカ州を訪れ、同州に3万クローの鉄鋼プラントを設ける計画を明らかにした際、その他の州とも鉄鋼プラントを設ける問題を話し合っていることを漏らしていた。この点に関する質問にSingh首席大臣は、同州政府が定めた条件さえ満たすなら、如何なる投資計画も歓迎する考えを明らかにした。
|