2009-11-20 ArtNo.42878
◆10年後のIT工学サービス市場US$500億:Nasscom
【ムンバイ】情報技術(IT)エンジニアリング・サービス市場は向こう10年間に年率7~7.5%の成長を遂げ、2020年までに500億米ドルの規模を備える見通しだ。
デカン・ヘラルド、エコノミック・タイムズ、ビジネス・スタンダードが11月17日伝えたところによると、経営コンサルタント会社Booz Allen Hamiltonが、ソフトウェア・サービス会社全国協会(NASSCOM:National Association of Software and Service Companies)の依頼を受けて調査作成した『Nasscom-BOOZ study』報告書は以上のように見通している。それによると、ITエンジニアリング・サービス市場が500億米ドルに成長するなら、下流部門のビジネス規模は1兆2200億米ドルに達するものと予想され、インドは世界的にも最も有力なITエンジニアリング・サービス・プレーヤーに成るものと見られる。
Booz and CompanyのVices Sega副社長によると、インドはコスト効率の良いソリューションだけでなく、幅広い領域のハイエンドなエンジニアリングや最先端の技術及び製品を、世界市場に提供、ITエンジニアリング市場で主要な役割を演じることができる。
今日、経済は復調しつつあり、テクノロジー企業は積極的に雇用を拡大、合併買収活動も今後活発化するものと予想される。とは言え、インドは中国、ブラジル、南アフリカ、マレーシア等との競争に直面しており、これまでの成功を足場にグローバル・エンジニアリング・ハブとして浮上するには一層の努力が必要と言う。
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