【ベルガウム】インド初の航空宇宙工業特別経済区(Aerospace Special Economic Zone)の開所式が14日、Praful Patel民間航空相の主宰で催された。航空宇宙工学企業QuEST Globalが150クロー(US$3255万)を投じカルナタカ州Belgaumの300エーカーの土地に開発した同SEZでは、航空精密機器製品の開発製造が手がけられる。
エコノミック・タイムズが11月14日報じたところによると、Patel民間航空相は席上「情報技術(IT)とエンジニアリング領域において大きな成果を収めたインドは、今や航空エンジニアリング領域における主要プレーヤーとして浮上しつつある」と語った。それによると、インド航空産業が急成長し、大量の航空機が購入されなかったなら、航空エンジニアリング領域における成長も実現しなかったものと見られる。軍用及び民用航空機購入契約のオフセット条項が大手外国航空企業がインドに投資する切っ掛けになり、カルナタカ州のBangaloreやMysore拠点の地元企業が国際航空会社を誘致する呼び水の役割を果たした。この他、航空産業を育成する上では、中央政府と州政府が緊密な協力態勢を組む必要があると言う。
カルナタカ州のB S Yeddyurappa首席大臣によると、SEZは経済成長の触媒を務めており、州政府は工業クラスターを構築するため、州内各地の5000エーカーの土地の買収を図っていると言う。