【ニューデリー】Vir Bhadra Singh鉄鋼相は13日、「Steel Authority of India Ltd (SAIL)とNational Mineral Development Corporation (NMDC)の政府持ち分を売却する最終方針は既に決まっている。来月閣議にかけられ、承認が求められる」と語った。大蔵省政府持分処分局(DOD:Department of Disinvestment)のSunil Mitra次官も向こう数ヶ月間に株式が公開される公共企業(PSU:public sector undertaking)に触れた際、規模の大きいBharat Sanchar Nigam Limited(BSNL)、SAILそしてCoal India Ltd(CIL)の名を挙げた。
インディアン・エクスプレス、ビジネス・スタンダード、エコノミック・タイムズが11月14/15日報じたところによると、政府はこれら公共企業の持ち分売却により得た資金で、財政の穴を埋める方針だ。Mitra次官によると、今会計年度中に火力発電会社National Thermal Power Corporation Ltd (NTPC)、Rural Electrification Corporation Ltd(REC)、Satluj Jal Vidyut Nigam Ltd(SJVNL)の政府持ち分を公開する。国庫はNTPCの5%の持ち分売却だけで8100クロー(US$17.58億)を手にすることができる。
政府はSJVNLの10%の持ち分を公開公募(IPO)を通じて売却する。この他、DODはBSNLとCILのIPO、SAILとNMDCの続公募(FPO:follow-on public offer)問題を関係省庁と協議している。
公共企業局(DPE:department of public enterprises)の2007-08年調査報告によると、既に上場しているPSUの内10社の株式公開比率は10%を下回っており、別に50社のPSUが上場条件を満たしている。DPEは2008-09年の調査結果をまだ発表していない。
NTPCは2004年に5.25%の株式を売却して2700クロー(US$5.86億)を調達したが、同社は今回5%の株売却によりその3倍の資金を調達できる見通しだ。
一方、シン鉄鋼相が『金属鉱物製造博覧会(Metals Minerals Manufacturing Expo)』の会場でマスコミに語ったところによると、同省はSAILとNMDCの政府持ち分売却を既に承認しており、DODも原則的に認めている。このため今会計年度内の売却を目指す。SAILのFPOは10%の政府持ち分売却と10%の新株発行を通じて行われる。
鉄鋼省のAtul Chaturvedi次官が第47回全国冶金の日(47th National Metallurgists' Day)の記念式典の席上明らかにしたところでは、政府はNMDC持ち分売却により1万3000クロー(US$28.21億)、SAILの持ち分売却により1万9000クロー(US$41.23億)、合計3万2000クロー(US$69.44億)の資金を調達できると見ていると言う。