2009-11-10 ArtNo.42841
◆日立、Prosimと鋳造シミュレーション市場開拓
【バンガロール】日立製作所はカルナタカ州Bangalore拠点の鋳造シミュレーション・ソリューション・プロバイダーProSim R&Dと提携し、インド鋳造業界に最先端のデザインシミュレーション・ソリューションを提供する。
ビジネス・スタンダード、ヒンドゥー・ビジネス・ライン、インディアン・エクスプレスが11月6/7/8日伝えたところによると、日立の子会社、茨城日立情報サービス株式会社は、ProSimとの提携を通じ、自動車産業/発電/航空/国防等の業界に奉仕する5000社以上の鋳造企業向けに、鋳造シミュレーションシステム『Adstefan』を提供する。『Adstefan』は、鋳造工程における不良品発生率(defect rates)の引き下げ、品質の向上、コスト削減に寄与する。ProSimはインド国内におけるディストリビューターを務める。
ProsimのShamasundar重役(MD)によると、インドの鋳造産業は、マハラシュトラ州のMumbai/Pune/Kolhapur、カルナタカ州のBangalore/Belgaum、グジャラート州のRajkot、デリー、ウッタルプラデシュ州のAgra、タミールナド州のCoimbatore等に位置し、インド製造業のバックボーンを成している。中国では、industrial castingが主流だが、インドはspecialised engineered castingのハブとして台頭しつつあり、先端的デザインシミュレーション・ソリューションの需要が高い。
茨城日立情報サービスの森田憲一社長によると、コンピューター・シミュレーションは、鋳造工程の歩留まり(yield)を60%から75%に高め、廃棄率(rejection rate)を引き下げるのに役立つと言う。
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