SEAnews 2009-11-06 ArtNo.42821

【バンガロール】日本投資家はカルナタカ州Tumkurの1000エーカーの土地に日本工業団地を開発するとともに、カルナタカ州Bangaloreを経由してタミールナド州Chennaiとカルナタカ州Mysoreを新幹線でリンクすることを提案した。
デカン・ヘラルドとヒンドゥー・ビジネス・ラインが11月4日伝えたところによると、B.S. Yeddyurappa首席大臣はこの日、日本貿易振興会(JETRO)ニューデリー事務所の松島大輔上級部長(Senior Director)に率いられる日本企業代表団と会談後、以上の消息を語った。それによると、日本投資家はタウンシップ、工業団地、水供給、リサイクル事業、通勤列車、インフラ開発等に関心を表明、JETROは産業大動脈(industrial corridor)を同州のHubliとBelgaumにまで延長するよう提案した。Yeddyurappa首席大臣は原則的に日本側の提案を承認、日本企業の代表と州政府の代表から成る合同監視委員会が準備作業を進めることになった。
新幹線事業については、プロジェクト・コスト、参加企業名、州政府の役割等の詳細は未定。JETRO筋によると、初歩的調査の結果、Chennai-Mysore路線の採算性が見込めると判断した。しかし計画はまだ初歩的段階にある。
インド中央政府はムンバイ・デリー産業大動脈(Mumbai-Delhi industrial corridor)計画に倣ってチェンナイ・ムンバイ産業大動脈(Chennai-Mumbai industrial corridor)を設けることに強い関心を抱いている。バンガロール近郊Bidadiにはトヨタ、チェンナイには韓国の現代が既に拠点を設けている他、日産も進出を図っている。トヨタはマイソールに別の工場を設けることも検討している。したがって運輸と言う点からすれば、良好な投資環境が整っていると言う。