2009-11-03 ArtNo.42810
◆重大汚職調査室、2003年以来の帳簿操作でSesa Goaを調査
【ムンバイ】Vedantaグループ傘下のSesa Goa Ltd(SGL)は10月29日、ボンベイ証券取引所(BSE)に対し、「法人事務省が10月23日付けで重大汚職調査室(SFIO:Serious Fraud Investigation Office)にSGLとその子会社Sesa Industries Ltd(SIL)の調査を指示した命令書のコピーを10月28日に受け取った」と報告した。
デカン・ヘラルドとエコノミック・タイムズが10月29日、SGLのBSEへの報告を引用し伝えたところによると、SFIOは、申し立てられたSGLとSILの違法経理/不正処理/財務・その他の領域における違反行為に関して事実の有無を調査する。調査は2009年10月23日より6ヶ月で完了する。
SGLは最高レベルの、かつ透明な法人管理(corporate governance)を行っており、SFIOの調査に全面的に協力する。また関係する全ての法律や規則を遵守してビジネスを続けると言う。
Salman Khurshid法人事務相が10月28日語ったところによると、SFIOの報告がなされるのを待って、法人事務省は裁定を下す。帳簿調査は、最終判断を下す前に行わねばならない通常の手続きと言う。
法人事務省オフィシャルは10月27日、「会社登録局(ROC:Registrar of Companies)はSGLが請求書の粉飾処理を行っていたと見ており、立件する条件を既に揃えている」と語った。2003年以来SGLの調査を進めて来たROCは先週初、関係報告書を提出した。SGLの子会社SILが関係する別の事件は目下最高裁で審理されている。
ロンドン拠点のVedanta Resourcesは、2007年にSGLの51%の権益を9億8100万米ドルで三井物産から買い取った。
SGLの株価はこの日一旦6%下降したが、終値は前日比2.62%減の288ルピーだった。
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