SEAnews 2009-10-30 ArtNo.42801

【ニューデリー】インドの上場二輪車メーカー3社、Hero Honda Motors Ltd (HHML)／Bajaj Auto Ltd(BAL)／TVS Motor Company Ltd(TVSMC)の第2四半期(2009/7-9)純益は各94％、117％、136％の急増を見た。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが10月24日伝えたところによると、HHMLの上半期期の二輪車販売台数は24％、第2四半期の純売上(net sales)は26％、それぞれ増加した。
BALの今年上半期の車輌販売台数は引き続きマイナス成長を記録したが、同社の第2巣半期の純売上はそれでも15％の成長を見た。
TVSMCの上半期の車輌販売台数はほぼ横ばいだったが、第2四半期の純売上げは10％の伸びを記録した。
BALはエントリー・レベルの100ｃｃセグメントから撤退し、パフォーマンス・セグメントに力を集中する戦略をとったが、同社の125－250ｃｃセグメントの販売台数は新モデルの投入に関わらず7％の落ち込みを見、Yamaha MotorやHHMLに却って同セグメントのシェアを奪われる結果に終わった。このためBALは、再度戦略を転換100ｃｃセグメントに復帰した。
HHMLの原料コストは15％、TVSMCのそれは6％、それぞれ増加したが、BALは納入業者と短期契約を結ぶことを通じ、原料コストを却って3％削減することに成功した。このこともあって、BALの営業利益は94％と3社中最高の伸びを記録、HHMLの78％、TVSMCの47％の伸びを上回った。
純益に関しては、その他の利益や税額控除(tax credit)に助けられTVSMCが136％の伸びを実現、BALの117％やHHMLの94％の伸びを上回った。