【バンガロール】電力不足に悩むカルナタカ州政府は目下、同州Uttara Kannada県Tadadiに2100MW(メガワット)の天然ガス発電所を建設する計画を進めているが、別に4カ所に合計8000MWの同様のガス発電所を設ける野心的計画を立案した。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインとビジネス・スタンダードが10月28日伝えたところによると、カルナタカ州電力部のK. Jairaj次長はバンガロール商工会議所(BCIC: Bangalore Chamber of Industry and Commerce)が27日主催したフォーラム会場でマスコミに以上の消息を語った。
それによると、これら各2000MWの4つの発電所は公共民間協力(PPP:public private partnership)方式によりそれぞれBelgaum県、Gadag県、Davangere県、Tumkur県に設けられ、総見積もりコストは3万2000クロー(US$69.44億)。プロジェクトは入札を通じて発注され、カルナタカ工業開発局(KIDB:Karnataka Industrial Development Board)は既に用地を確保、水供給のアレンジを進めている。計画の詳細は来年催されるグローバル投資家会議の席で明らかにされる。
プロジェクトの成否はガスの供給確保にかかっており、Dabhol-Bangaloreガス・パイプラインを通じたガスの供給が検討されている。ガス・ベースの発電プロジェクトの懐妊期間は一般に短いため、契約の発注と全ての認可手続き完了後、順調に行けば2年で稼働すると言う。