SEAnews 2009-10-27 ArtNo.42788

【チェンナイ】神戸製鋼所傘下のコベルコ建機株式会社はアンドラプラデシュ州Nellore県Tadaに開発中の多品目特別経済区(multi-product Special Economic Zone)『Sri City』(タミールナド州Chennai北方55キロ)の内国税地域(DTZ:Domestic Tariff Zone)に油圧ショベル(hydraulic excavators)の製造工場を建設する。
ザ・ヒンドゥーとヒンドゥー・ビジネス・ラインが10月23／24日報じたところによると、伊藤忠商事とコベルコの販売・サービス合弁会社Kobelco Construction Equipment India (KCEI)のVikram Sharma社長兼CEOは、このほど以上の計画を明らかにした。それによると、コベルコは第1期工事に45クロー(US$977万)を投資、Sri City DTZ内の17エーカーの土地(99年ﾘｰｽ権)に年産1200台の製造施設を設ける。新工場は2011年1月に稼働、先ず20トン・クラスの油圧ショベルを製造、その後さらに100クロー(US$2170万)を投じ徐々に他の製品の製造も手がける。神戸製鋼の発表によると、伊藤忠商事とコベルコの70：30の合弁会社KCEIは、これを機にコベルコが95％出資する新事業体に再編される。
コベルト建機の黒田清和取締役専務執行役員は22日、Sri CityのRavindra Sannareddy重役(MD)とともに関係覚書に調印した。
コベルコ建機は2006－07年にインドにセールズ＆マーケッティング・オフィスを設け、昨年は14～50トンの油圧ショベル8000台を販売した。
Sannareddy氏によると、Sri Cityは5000エーカーの敷地中300エーカーを日本企業に配分、日本企業向けタウンシップも開発する。コベルコはSri Cityに進出する最初の日系企業になる。これまでに20社前後がSri Cityに入居する契約を結んでおり、目下別に13社と交渉を進めていると言う。