2009-10-23 ArtNo.42784
◆大和、証券子会社の設置目指しAnil Ambani氏と提携協議
【ニューデリー】日本第二の証券会社、大和証券はインド国内に証券子会社を設立することを目指し、Anil Ambaniグループ傘下のReliance Capital Limited(RCL)と戦略提携交渉を進めている。
エコノミック・タイムズが10月20日伝えたところによると、同交渉に参画している匿名の筋は同紙に以上の消息を語った。それによると、RCLは傘下のReliance Securities Ltd(RSL)を通じて合弁を組む計画だ。両社はこれにより、それぞれの顧客をシェアすることができる。
インド企業は、適格機関投資家向け発行(QIP:Qualified Institutional Placement)、公開公募(IPO:initial public offer)、転換社債や株式の海外発行等を通じた資金調達を積極的に進めており、今会計年度上半期だけで90億米ドルを調達、下半期には別に150億米ドルを調達する見通しだ。インド企業のIPOは日本投資家に魅力的な投資機会を提供できる。
RCLは、資産管理、生命保険、損害保険、私募、プロプライアタリ投資、証券仲買、預託サービス、金融商品の発行、消費者金融等を手がけている。RCLの完全出資子会社Reliance Moneyは去る9月、インド証券取引局(SEBI:Securities and Exchange Board of India)からマーチャントバンク免許を取得している。
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