【ニューデリー】インド貨物専用鉄道会社(DFCCIL:The Dedicated Freight Corridor Corporation of India Ltd)は、2018年までに公共民間協力(PPP:public-private partnership)方式に基づき貨物専用鉄道沿いに4つの『複合一貫ロジスティクス・ハブ(MMLH:multi-modal logistic hubs)』を開発する方針を決めた。
ビジネス・スタンダードが10月19日報じたところによると、DFCCILのV K Kaul重役(MD)とP N Shukla取締役はこのほど以上の消息を明らかにした。それによると、マハラシュトラ州Navi Mumbai、グジャラート州Ahmedabad、ハリヤナ州Rewari、ウッタルプラデシュ州Kanpurの300~1000エーカーの土地にロジスティクス・パークを開発する。これにより貨物のスムースな輸送が確保される。
DFCCILは既にハリヤナ州工業インフラ開発公社(HSIIDC:Haryana State Industrial and Infrastructure Development Corporation)と関係覚書を交換しており、両社は近くMMLH開発業者を監督する特別目的会社(SPV:special purpose vehicle)を設立する。HSIIDCはまた1000エーカーのMMLH用地を確保する。DFCCILとHSIIDCは用地のコストを折半する。民間のMMLH開発業者は、Rewariに設けられる最初のMMLHの開発に段階的に約900クロー(US$1.953億)を投資する。
Infrastructure Leasing & Financial Services Ltd(IL&FS)がコンサルタントを務め、入札書類、コンセション契約、開発業者の選考、用地の選考、インフラストラクチャーの詳細、交通量の予測等の準備作業を支援する。Rewariにおけるロジスティクス・ハブは貨物専用鉄道第1期計画期間内に完成することを目指す。
DFCCILはグジャラート州工業インフラ開発公社(GSIIDC:Gujarat State Industrial and Infrastructure Development Corporation)とも、AhmedabadにMMLHを開発するための覚書を交換した。ウッタルプラデシュ州Kanpurとマハラシュトラ州Vapiにロジスティクス・ハブを開発する事業化調査も進められている。
ロジスティクス・ハブには資材置き場付きの鉄道側線、内陸コンテナ・デポ、倉庫、オフィスビル、輸出向け原料加工施設等が設けられると言う。