2009-10-23 ArtNo.42775
◆9月の売上30%増で通年の目標を上方修正:FICCI
【ニューデリー】指導的自動車/耐久消費財/FMCG(fast moving consumer goods)ブランドのディーラーや小売り業者は、祝祭日シーズンがスタートする9月の販売がかなり大幅に増加したことから通年の販売目標を上方修正している。
インディアン・エクスプレスが10月19日伝えたところによると、インド商工会議所連盟(FICCI:Federation of Indian Chambers of Commerce and Industry)は最新の調査報告の中で、以上のように指摘している。小売業者筋は、「9月の来店客数(footfalls)は45%、売上は30%増加した。ヒンドゥーの祝日Diwaliの好調は、クリスマス、そしてニュー・イヤーに引き継がれ、売上の伸びは今後も続くだろう」と楽観的な見通しを述べている。多くの小売業者にとって9月から12月はピーク・シーズンだが、9月の販売は幸先の良いスタートになった。
最も楽観的なのは、自動車業界で、同業界は今年半ばから好調が続いている。自動車業界筋によると、政府が発表した景気刺激策は確かに同業界の売上の増加に寄与した。物品税率の引き下げも売上の伸びを加速、この他、新モデルの発売、自動車ローン金利や金融関連手数料の下降、第6次給与評議会(Sixth Pay Commission)の昇給勧告等が、同業界の好調に寄与したと言う。
自動車ローン金利は昨年の12~15%から11~12%に下降した。加えて国営銀行が積極的に自動車ローン・ビジネスに進出、積極的なマーケッティングを展開したことも、自動車販売の好調につながったと言う。
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