1995-12-12 ArtNo.4277
◆<馬>レノン・ソルーション、タタと製造業ソフト市場開拓
【クアラルンプル】レノン・ソルーション(M)Sdn Bhdがインドのタタ・コンサルタンシー・サービシズと合弁で設立したレノン・インフォソフト・コンサルタンシー・サービシズSdn Bhd(RISC)はシンガポール拠点のタタ・テクノロジーズPte Ltdと製造業向けソフトのマーケッティング部門を新設、ハイエンド中小企業や国際化を指向する地元企業をターゲットに市場開拓に力を入れている。
RISCのP.Ganesarajah重役(マネージング・コンサルタント)が先週末記者会見し語ったところによると、同社はまた米国拠点のアバロン・ソフトウェアー・インク製クライアント・サーバー・アプリケーションの流通代理権も獲得した。RISCは中小企業界の情報技術(IT)の応用を促進し、労働集約産業の自動化を加速する役割を担う方針だが、新部門はオープン・システム環境下における製造、流通、エンジニアリング、金融関連システムの開発と応用に力を入れる。アバロン・システムは単なる自動化だけでなく、ビジネス・プロセスのリエンジニアリングを支援すると言う。またアバロン社幹部によると、同社製品はMRP(マニュファクチュアリング・リソース・プラニング)IIシステムを拡張したもので、アプリケーション・ソフトをクライアントのデータ側からサーバー側に移動するとともに、CAD/CAM環境にも容易に対応できるよう改良されていると言う。RISCは初年度に3~5件のアバロン・システムの販売契約を獲得する計画だが、1件当たりのライセンス料はコンフィギュレーションの相違により10万~50万Mドルと言う。(NST:12/11)
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