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2009-10-20 ArtNo.42764
◆年初6ヶ月の鋼材消費5.7%増加
【ニューデリー】自動車産業や耐久消費財業界の需要が改善する中、今会計年度上半期(2009/4-9)の鋼材消費量は昨年同期の2507万トンから2649万トンに5.7%増加した。
デカン・ヘラルドとエコノミック・タイムズが10月14日報じたところによると、鉄鋼省のP K Rastogi次官はこのほど以上の数字を明らかにした。今年初6ヶ月の国内鉄鋼生産量は2849万トンと、昨年同期の2793万トンに比べ2%増加した。年初6ヶ月の鉄鋼輸入量は昨年同期比2%増の322万トン、輸出量は同43%減の134万トンにとどまった。
年初6ヶ月の鉄鋼消費量と生産量は国内経済の復調を裏付けるもので、下半期にも一層の改善が見込まれる。
Tata Steel、Steel Authority of India Ltd (SAIL)、JSW Steel等の指導的鉄鋼メーカーは過去数ヶ月生産量を拡大しているが、9月の鉄鋼消費量と需要はともに僅かに下降した。
9月の鉄鋼消費量と生産量は各0.5%下降し、それぞれ430万トンと466万トンを記録した。また9月の輸入量は昨年同月の77万トンから47万1000トンに39%減少、輸出は同約40万トンから20万8000トンに約48.50%減少した。
インドの鉄鋼生産と消費は今年は通年で何れも二桁成長を遂げるものと予想される。ちなみに世界鉄鋼協会(WSA:World Steel Association)は2009年のインドの鉄鋼需要が約9%成長すると予想している。
インドの鉄鋼価格は今年上半期は概ね安定していたが、下半期も安定を維持するものと見られる。世界的景気後退を受けて昨年10-12月の間には、鉄鋼の消費も生産も、また価格も急降下した。しかし鉄鋼メーカーは現在、生産を再び拡大しており、需要増を背景に過去数ヶ月値上げも行ってきた。目下、鋼材のトン当たり国内価格は3万2000~5万ルピーの水準と言う。
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