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2009-10-16 ArtNo.42757
◆9月の植物油輸入39%増加
【ムンバイ】今年9月の植物油輸入量は90万5000トンと、昨年同月の66万7000トンに比べ39%増加、包括輸入許可(open general licence)制度の下に、植物油の輸入が開始された1994年以来の最高をマークした。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインとビジネス・スタンダードが10月15日伝えたところによると、インド溶媒抽出産業協会(SEAI:Solvent Extractors Association of India)はこのほど以上の発表を行った。この結果、2008-09油年(oil year:2008/10-2009/9)を通じた総輸入量は797万6000トン弱と、前年の542万9000トンに比べ57%増加した。今年10月も含めると850万トン、2万7000クロー(US$58.59億)を突破、原油に次ぐ輸入量になる見通しだ。植物油輸入は昨年6月に50万トンの大台を突破して以来、増加の一途を辿っている。
こうした増加の理由としては、植物油の国内生産と国内需要のミスマッチ、国民所得の増加に伴う1人当たり食用油消費量の増加、値下がりに伴う消費の増加、食用原油に対するゼロ輸入関税と精製油に対する通常の課税率の効果、世界的な価格軟化、米ドル対ルピー相場の下降等が挙げられる。
油脂産業貿易中央機構(COOT:Central Organisation for Oil Industry and Trade)のDavish Jain会頭によると、価格の下降は、国内における油脂植物の生産減退を引き起こす。植物油の輸入依存度は既に50%を超えており、こうした状況は食糧安全保障の観点からすれば好ましいことではない。このため食用油業界は政府に植物油に対する関税を復活するよう求めている。関税収入は全国脂肪種子開発計画(NODP:National Oilseeds Development Programme)下の国内産業の育成に充当できると言う。
輸入植物油全体に占める精製植物油のシェアは15%で、残りが植物原油で占められている。またパーム油が全体の79%、ソフト・オイルが残りを占め、パーム油の比率は昨年の86:14を下回った。プランテーションで栽培される椰子を原料とするパーム油の価格は他の植物油に比べキロ当たり少なくとも9ルピー安い。このため多くのホテル、レストラン、食品メーカー等が、パーム油を好んで使用している。
RBDパームオレインのトン当たり国際価格は8月の766米ドルから9月の715米ドルに、パーム原油のそれは同713米ドルから672米ドルに、デガム大豆油のそれは同864米ドルから818米ドルに、それぞれ下降した。
これに伴いRBDパームオレインのトン当たり国内価格も8月の3万9565ルピーから9月の3万7325ルピーに、パーム原油のそれは同3万4874ルピーから3万3139ルピーに、精製大豆油のそれは同4万5322ルピーから4万2474ルピーに、ヒマワリ油のそれは同4万3065ルピーから4万948ルピーに、それぞれ下降した。
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