2009-10-13 ArtNo.42737
◆Essar Steel、5000店小売り網構築目指す
【バンガロール】Essar Steel Ltd(ESL)は既に300店以上の小売り網を擁するが、新たに5000店を増設する計画で、今年だけでこうした小売り網を通じた売上げが3500クロー(US$7.29億)に達すると予想している。同社は今後2年間に小売り網を通じ300万トンの鋼材を販売することを目指している。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが10月9日報じたところによると、ESLのVikram Amin重役(ED)は8日記者会見し以上の方針を語った。それによると、同社の鉄鋼年産能力は今年500万トン追加され、1400万トンに達する。これにはカナダのものを含むグループの全ての製鉄所が含まれる。
インド国内の鋼材需要の20~25%は小売りセグメントで占められている。『Expressmarts』及び『Expresspoints』と命名された同社の小売りユニットはディーラーにより所有・経営され、全ての主要消費地に『Essar Hypermart』製品を供給している。
小売り網を展開する理由の一つは、これまで見過ごしてきた中小企業の需要に応じること。小売り店舗では小パックの鋼材を販売する他、金融便宜も提供する。TMT鉄筋、素線(wires)、鋼線(wire rod)の販売も間もなく開始、高品質で透明度の高いサービスを提供する。顧客は仲介業者を経ずに、また制限的条件もつけられることなくESLの製品に直接アクセスできると言う。
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