【ニューデリー】インドとタイは両国間の自由貿易協定(FTA:Free Trade Agreement)を、商品取引のみならずサービスと投資も含む包括的経済協力協定(CEPA:Comprehensive Economic Partnership Agreement)に格上げする交渉を進めている。
ヒンドゥー・ビジネス・ライン、ザ・ヒンドゥー、エコノミック・タイムズが10月8日報じたところによると、タイのKorbak Sabhavasu副首相は、インド商工会議所連盟(FICCI:Federation of Indian Chambers of Commerce and Industry)が7日主催した『インド・タイ・ビジネス会議(India-Thailand Business Forum)』の席上、以上の消息を語っ ス。
それによると、2006年に発効した両国間のFTAは、プラスチック、自動車部品、冷蔵庫、エアコンを含む82品目の貿易を自由化した。両国の商業関係の拡大は、両国の往復貿易額を現在の60億米ドルから2011年までに100億米ドルに拡大することにつながり、インドの『ルック・イースト』政策とタイの『ルック・ウェスト』政策は両国の経済関係の改善、市場規模の拡大、そしてビジネス機会の増加に役立つ。
両国は、既存FTAの効果的で完全な実行を図るとともに、両国間のサービス取引と投資を拡大する新たな協定の締結を目指すべきであり、タイは既にその準備を整えていると言う。