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2009-10-06 ArtNo.42722
◆干魃でGDP成長率5.2-5.8%に鈍化:FICCI
【ニューデリー】インドの2009-10年の経済成長率は5.2-5.8%にとどまり、昨年の6.7%の成長率や中央銀行の予想成長率6%、あるいは計画委員会(Planning Commission)が予測した6.3%の伸び率を大きく下回りそうだ。これは全国の276県が干魃に見舞われる中で、農業成長率の顕著な鈍化が予想されるため。
ヒンドゥー・ビジネス・ライン、インディアン・エクスプレス、ビジネス・スタンダードが10月5日報じたところによると、インド商工会議所連盟(FICCI:Federation of Indian Chambers of Commerce and Industry)はこのほど以上の成長見通しを発表した。FICCIの予測値は国際通貨基金(IMF)が発表した2009年の成長見通し5.4%に近いものになっている。
今年の雨期の降雨量は例年を20%下回り全国626県中276県が、したがって全国のほぼ44%が干魃に見舞われた。カリフ(Kharif:初冬収穫作物)の農業生産は15-20%、1600万トン以上下降し、通年の農業生産も2~4%のマイナス成長に陥る見通しだ。
米国農務省(USDA)の予想では、インドの2009-10年の米の収穫量は当初予想した8800万トンを下回る8200万トンにとどまり、2008-09年の9920万トンに比べると1700万トンの減産になる。とは言え綿花と豆類の作付け面積は多少拡大が見込まれる。
全国の81の主要貯水池の水量が57%にとどまり、過去10年の平均64%を下回っていることからラビ(rabi:春先収穫作物)の農業生産も約5%下降する見通しだ。
インドの食糧生産の72%を占める小麦の2009-10年の収穫量について政府はこれ以前に昨年の8058万トンから7900万トンに下降すると予想している。
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