SEAnews 1995-12-12 ArtNo.4269

【シンガポール】シンガポール・テレコムとマイクロソフトの提携により、初心者もマウス操作だけでインターネットへのアクセスができるようになり、インターネットの普及に拍車が掛かりそうだ。
マイクロソフト(ｼﾝｶﾞﾎﾟｰﾙ)幹部によると、マイクロソフト・ウィンドウズ95に組み込まれたマイクロソフト・ネットワーク(MSN)を通じてユーザーはマウスをクリックするだけでシンガポールのインターネット・サービス・プロバイダー3社中の1社に接続できるようになる。マイクロソフトは、テレコムのシングネット以外の他のインターネット・プロバイダーへの接続のオプションも提供する方針だ。またシンガポール・テレコムのインフラストラクチャーを利用することにより、ＭＳＮへのアクセス・チャージを大幅に引き下げられる。現在シンガポールにおけるＭＳＮの基本アクセス料は1カ月2時間につき18米ドルで、超過時間1時間につき別に12米ドルが徴収されており、米国における基本料金4.95米ドル(1ｶ月3時間)、超過料金2.5米ドル(1時間)に比べ割高になっている。それでも既に800人がＭＳＮを利用しており、もしアクセス料を1時間当たり3～4Ｓドルまで引き下げられれば、利用者は急増する見通しだ。新料金は未定だが、米国のそれを多少上回る程度になるものと見られる。またＭＳＮとインターネットの双方を利用するものの料金も決まっていないが、ユーザーにとって分かり易いものにすることが目指されていると言う。(BT:12/11)