SEAnews 2009-09-25 ArtNo.42684

【ハイデラバード】アンドラプラデシュ州Hyderabad拠点のNatco Pharma Limited(NPL)は、来月末までに豚インフルエンザ治療薬Natflu100万服(doses)＝1000万錠を発売すると発表した。
ビジネス・スタンダードが10月23日伝えたところによると、NPLのP Bhaskara Narayana財務主任(CFO)兼取締役は以上の消息を明らかにした。ナトフルーの1服当たりのコストは480ルピー。しかし政府に納入する価格は同275ルピーに設定している。政府納入価格が一般への販売価格を下回るのは、税とディストリビューター・マージンが上乗せされないため。
同社はこれまでに既にナトフルー12万5000服を出荷しており、これらはハイデラバード市内のMedPlusショップ25店を含む薬局33店で販売されている。今後1週間以内にハイデラバード市内全域で、10月15日までには全国の薬局500～600店で購入できるようになる。また45日以内にナトフルー・シロップも発売する。
75ｍｇのナトフルー錠剤は基本的に成人を対象にしている。1錠当たりの価格は同業他社の製品を3ルピーほど上回るが、これはより高品質な密封包装がなされているため。これにより有効貯蔵期間は1年延長された。
NPLは内外の企業と原料供給契約を結んでおり、米国食品薬品局(FDA:Food and Drug Administration)の認証を受けたハイデラバード工場は、如何なる需要増にも対応できる製造能力を備えていると言う。