【ニューデリー】インドの8月の工学製品輸出(engineering exports)は、米国や欧州等の主要市場の需要軟化から、26億米ドルと、昨年同月の38億米ドルに比べ31%下降した。
エコノミック・タイムズとインディアン・エクスプレスが9月18日報じたところによると、政府オフィシャルは以上の数字を明らかにした。それによると、国際市場の工学製品(Engineering goods)に対する需要が向こう数ヶ月間に回復すると期待することはできない。輸出業者は各国の大規模な景気刺激策により主要市場の需要が回復することに期待を寄せているが、ごく少数の市場にかすかな復調の兆しが見られるに過ぎない。
インド政府は、輸出の成長基調を回復させるため、①2%の金利補助(2 per cent interest subsidy)、②資本財の輸入関税免除(duty-free import of capital goods)、③輸出ユニットに対する所得税免除(income tax holiday for export units)の1年延長を含む様々な奨励措置を発表した。
2008-09年度の1680億米ドルの総輸出の内、工学製品部門は、375億米ドルを占め、400万人に就業機会を提供した。ちなみに今年8月の総輸出は昨年同月比約20%減少、連続11ヶ月目のマイナス成長を記録した。