2009-09-22 ArtNo.42674
◆昨年の外国直接投資流入額US$420億:Unctad
【ニューデリー】国連貿易会議(UNCTAD)の『2009年度世界投資報告(World Investment Report, 2009)』によると、インドの2008年外国直接投資(FDI)流入額は前年比ほぼ2倍の420億米ドルに達し、FDI世界ランキングも19位から13位に浮上した。
デカン・ヘラルドとインディアン・エクスプレスが9月17/18日伝えたところによると、UNCTADは17日同報告書を発表した。しかし最も魅力的な外国直接投資ランキングでは、インドは中国に追い越され前年の2位から3位に後退した。
先進国へのFDI流入が29%下降した反面、中国/インドを初めとする発展途上国への流入が40%近い増加を見た。
中国とインドはFDI流入国トップ15に名を連ねた。特に中国は米国とフランスに次ぎ3位にランクされた。
しかし2009年年3月末までの5ヶ月間、インドへのFDI流入は減少の一途を辿った。2009年3月末までの3ヶ月にインドに流入したFDIは62億5000万米ドルと、前年同期の141億9000万米ドルに比べほぼ56%減少した。
世界のFDI活動は2003年から2007年の間ずっと拡大の一途を辿って来たが、2008年のFDI流入額(世界合計額)は前年の2兆米ドルから1兆7000億米ドルに14%下降した。UNCTADは2009年の流入額も1兆2000億米ドルと更に30%の落ち込みを見ると予想する一方、2010年には1兆4000億米ドル、2011年には1兆8000億米ドルに復調するものと予想している。インドは、中国/米国/ブラジル/ロシアとともにこうした復調の牽引役を務めるものと期待されている。
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