2009-09-18 ArtNo.42658
◆宇龍、デュアルモード携帯端末販売でADAGと提携協議
【ムンバイ】中国の携帯電話端末製造会社Yulong Computer Telecommunication Scientific (Shenzhen) Co., Ltd(宇龍)は、インドでGSM/CDMAデュアルモードの携帯電話端末を共同で販売するためReliance Anil Dhirubhai Ambani Group (R-ADAG)と話し合いを進めており、協議は来月初にも妥結する見通しだ。
エコノミック・タイムズとビジネス・スタンダードが9月14/15日報じたところによると、協議が妥結すれば、香港証券取引所上場企業China Wireless Technologies傘下宇龍のインド携帯電話市場進出が実現する。R-ADAGは小売り子会社Reliance Worldを通じ、宇龍と合弁契約を結ぶものと見られる。R-ADAGは同合弁事業を通じ向こう5年間に500~600クロー(US$1.04億-1.25億)の売上げが得られるものと期待している。
R-ADAGは、傘下のReliance Communicationsを通じ、GSM/CDMA双方のサービスを手がけており、Reliance Worldは国内主要104都市に小売り網を展開している。このため宇龍にとって、R-ADAGは戦略的にも最適な合弁相手と言える。
Reliance Worldは、SIMカード付きデュアルモードCoolPADを含む宇龍製携帯端末のインド国内における独占販売権を手にすることになり、当面CoolPAD5モデルを発売する計画だ。
デュアルモード・スマートフォーンはChina Wirelessの売上げの55%を占め、CDMA-GSMデュアル・モード・フォーンは40%を占めている。一方、インドではスマート・フォーンが販売される携帯電話端末全体の4%を占めており、2010年までにインド・スマートフォーン市場規模は年間2000万ユニットを突破する見通しと言う。
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