SEAnews 2009-09-15 ArtNo.42643

【ニューデリー】インドの8月の輸出額は143億米ドルと、前年同月の178億米ドルに比19.7％減少、11ヶ月連続の落ち込みを見た。しかし落ち込みは今年1月以来最も小幅で、一部品目には復調の兆しも見られる。
ヒンドゥー・ビジネス・ライン、インディアン・エクスプレス、エコノミック・タイムズ、ビジネス・スタンダード、デカン・ヘラルドが9月10／11日報じたところによると、商工省のRahul Khullar次官は10日以上の統計数字を明らかにした。それによると、8月には、米、タバコ、果実・野菜、海産物、鉄鉱石、人造繊維、一部の鉱物(石炭等)、既製服等がプラス成長を見たことから、輸出の落ち込み幅は8ヶ月来の最低にとどまった。また8月の輸出額は、月間輸出額としては、昨年9月以来の最高を記録した。
年初5ヶ月(2009/4-8)の輸出額は639億米ドルと、前年同期の931億米ドルに比べ31.3％減少した。同期間には、米、タバコ、果実・野菜の3i目のみがプラス成長を記録した。
しかし皮革、宝飾品、薬品、医薬品等の輸出は8月だけについても、年初5ヶ月についてもマイナス成長を記録した。工学品(Engineering goods)輸出は8月には前年同期の38億米ドルから26億米ドルに、年初5ヶ月には同198億米ドルから131億米ドルに、それぞれ減少した。
インディアン・エクスプレスとデカン・ヘラルドが11／12日伝えたところによると、インド輸出組織連盟(FIEO:Federation of Indian Export Organisations)のA Sakthivel会頭は11日、2009－10通年の輸出額は前年の1680億米ドルから1500億～1550億米ドルに下降すると見通した。同氏によると、輸出は2010年1月以降プラス成長に転じる見通しと言う。