【ムンバイ】燃料不足に悩むインドの原子力発電所は、ジャールカンド州Turamdihのウラニウム工場からの供給が拡大したことから、稼働率を最大70%まで引き上げることができた。
インディアン・エクスプレスが9月8日伝えたところによると、国営Nuclear Power Corporation of India Ltd (NPCIL)のSK Jain会長兼MDはこのほどPTI通信に以上の消息を明らかにした。それによると、インドの原子力発電所の稼働率は過去1年以上にわたり50%を下回るレベルに陥っていた。しかしTuramdihウラニウム工場が生産量を2倍に拡大したため、国産の220MW(メガワット)原子力プラント9基の稼働率を70%まで引き上げることができた。
昨年操業を開始したTuramdihウラニウム工場は、様々な問題に直面していたが、徐々に生産量を2倍に拡大した。このため間もなく加圧重水炉(PHWR:pressurised heavy water reactor)15基全ての需要に応じられるようになる見通しと言う。